メーカーEC担当の年収はなぜ伸びにくいのか?
EC担当として経験を積んでも、
「年収が大きく伸びない」と感じる人は少なくありません。
広告も回せる。
分析もできる。
売上も伸ばしている。
それでも、年収が爆発的に伸びるわけではない。
なぜなのか。
これは個人の能力の問題ではなく、
“メーカーという構造”の問題だと考えています。
理由①:メーカーという組織構造
メーカー企業では、
ECはあくまで一部門です。
売上は全社のもの。
利益も全社のもの。
ECでどれだけ成果を出しても、
評価は組織の中で相対化されます。
一方で、コンサルタントやフリーランスであれば、
成果はそのまま単価に反映される。
上限もありません。
この違いは大きい。
つまり、メーカーEC担当の年収が伸びにくいのは、
スキル不足ではなく、
報酬構造の違いです。
理由②:ECは「専門職」扱いされやすい
EC担当は専門性が高い職種です。
しかしその専門性が、
逆に「事業の一部分」として扱われることもあります。
広告、モール運用、CRM。
実務の幅は広いものの、
“事業全体を動かす存在”として認識されなければ、
年収の天井は見えてしまう。
評価を大きく伸ばしているEC担当は、
・売上を伸ばす
・利益改善につなげる
・分析を商品開発に活かす
・チャネル戦略を設計する
といった統括的な役割を担っています。
これは単なる運用ではありません。
事業設計に近い仕事です。
年収1000万円を超えるルートは存在する
誤解してはいけないのは、
メーカーECでも年収が伸びないわけではない、ということ。
課長・部長などの役職につき、
組織を統括する立場になれば、
1000万円を超える可能性もあります。
ただしそれは、
「ECができる人」ではなく、
「組織を動かせる人」になったときです。
ここで必要なのは、
ECスキルというよりも、
メーカー企業でのマネジメント能力です。
では、どうすれば年収は伸びるのか
選択肢は大きく3つあると考えています。
① 役職に就く
ECを超えた視点を持ち、
組織を動かす立場になる。
② より大きなメーカー、あるいはコンサル会社へ転職する
報酬テーブルそのものを変える。
③ 副業・独立し、フリーランスになる
成果と報酬を直結させる。
どれが正解というわけではありません。
大事なのは、
構造を理解した上で選ぶことです。
ECという仕事の価値
メーカーEC担当の年収が伸びにくいと感じるのは、
決して能力が足りないからではありません。
それは、
組織に属するという前提の中での話です。
だからこそ重要なのは、
・事業視点を持つ
・統括スキルを身につける
・報酬構造を理解する
こと。
ECは、単なる運用職ではありません。
事業を動かせるポジションに近づくほど、
年収の天井も変わっていく。
私はまだその途中です。
ただ、構造を理解した上で
自分の進む道を選びたいと考えています。

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