D2Cとは
D2Cビジネスの構造を整理します。
EC業界理解シリーズ 第⑦回
このシリーズでは、ECビジネスのモデルや市場構造を整理しています。
全体構造はこちら →EC構造全体像(サイトマップ)
D2Cとは Direct to Consumer(ダイレクト・トゥ・コンシューマー) の略で、メーカーが消費者に直接商品を販売するビジネスモデルのことです。
従来は
メーカー
↓
卸
↓
小売
↓
消費者
という流通構造が一般的でした。
しかしD2Cでは
メーカー
↓
消費者
という形で直接販売を行います。
このモデルでは自社ECサイトを中心に販売を行うケースが多くなっています。
D2Cが注目されている理由
近年D2Cブランドが増えている背景にはいくつかの理由があります。
EC市場の拡大
オンラインショッピングの普及により、多くの消費者がECで商品を購入するようになりました。
これにより、メーカーが自社ECを通じて直接販売する環境が整っています。
SNSマーケティング
D2CブランドではSNSマーケティングが重要です。
例えば
- TikTok
- YouTube
などのSNSを活用してブランドを認知させます。
SNSによって消費者と直接コミュニケーションができる点もD2Cの特徴です。
データ活用
D2Cでは顧客データを直接取得できるため、マーケティングに活用できます。
例えば
- 購買データ
- 顧客属性
- 購入頻度
などを分析しながらマーケティング施策を改善できます。
D2CとメーカーECの違い
D2CとメーカーECは似ているようで少し違いがあります。
メーカーECは、メーカーがECモールや自社サイトで商品を販売することを指します。
一方、D2Cは
- ブランド戦略
- マーケティング
- 顧客体験
などを重視したビジネスモデルです。
つまり、D2Cは単なる販売チャネルではなく、ブランドビジネスとしてECを活用する点が特徴です。
D2Cブランドの特徴
D2Cブランドにはいくつかの共通点があります。
ブランドストーリー
D2Cブランドではブランドストーリーを重視することが多いです。
ブランドの理念や価値観を発信することでファンを増やします。
顧客との直接関係
D2Cでは顧客と直接関係を築くことができます。
例えば
- メールマーケティング
- LINE配信
- SNSコミュニティ
などを通じて顧客との関係を深めます。
デジタルマーケティング
D2Cではデジタルマーケティングが重要です。
代表的な施策
- SEO
- SNSマーケティング
- インフルエンサーマーケティング
- EC広告
※ECマーケティングについては
「ECマーケティングとは」の記事で解説しています。
D2CとEC担当の役割
D2CブランドではEC担当やECマーケターの役割も重要になります。
例えば
- ECサイト運用
- マーケティング施策
- CRM
- データ分析
などを担当します。
※EC担当の仕事内容については
「メーカーEC担当の仕事内容」で紹介しています。
D2CとメーカーECの違いを理解しても
実務において重要なのは、
・自社の現状がどの段階にあるのか
・どこに課題があるのか
・何を優先して改善すべきか
を正しく判断することです。
構造理解に加えて、
評価基準を明確にすることで、
改善の方向性が見えてきます。
まとめ
D2Cとは、メーカーが消費者に直接商品を販売するビジネスモデルです。
D2Cが成長している背景には
- EC市場の拡大
- SNSマーケティング
- データ活用
などがあります。
ECビジネスでは、D2Cモデルを活用する企業も増えており、今後も注目される分野です。
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