EC担当者コース LEVEL2|回す
メーカーEC担当の仕事内容とは?リアルな1日と市場価値を解説
この記事でわかること
- メーカーEC担当が実際に何をしている仕事なのか
- 9:00から17:00までのリアルな1日の流れ
- 働く前のイメージと実際とのギャップ
- 向いている人・向いていない人の特徴
- この経験がどう市場価値につながるか
メーカーEC担当に興味はあるけれど、
- 実際はどんな仕事なのか?
- 毎日何をしているのか?
- 将来性はあるのか?
気になっている人も多いと思います。
私自身、メーカーEC担当として働いてきましたが、
実際に働く前と後ではイメージが大きく変わりました。
正直、
商品登録やページ更新をする仕事だと思っていました。
しかし実際は違います。
代理店との打ち合わせ。
売上分析。
社内調整。
販促企画。
むしろ、
マーケティングや事業運営に近い仕事でした。
私はメーカーEC担当を、
👉 「小さな事業責任者」
のような仕事だと思っています。
この記事では、
メーカーEC担当のリアルな1日と仕事内容、
そして市場価値について解説します。
まずはメーカーECそのものについて知りたい方はこちらも参考にしてください。
▶ メーカーECへの転職はおすすめ?市場価値が高まる会社の選び方
メーカーEC担当は何をする仕事なのか?
メーカーEC担当というと、
- 商品登録
- バナー更新
- 受注管理
をイメージする人も多いと思います。
もちろん、
そうした実務もあります。
しかし、
実際はもっと幅広いです。
例えば、
- 広告代理店との打ち合わせ
- EC運用代行会社との調整
- 売上分析
- 販促企画
- 在庫確認
- 商品ページ改善
- CRM施策
- 社内報告
など。
会社によっては、
商品開発やブランド戦略に関わるケースもあります。
つまり、
ECサイトを運営する仕事というより、
👉 「EC事業を伸ばす仕事」
に近いです。
実際の1日の流れ
もちろん会社によって違いますが、
私のメーカーEC担当としての業務は、
こんな1日になることが多いです。
9:00 出社・売上確認
まずは前日の売上を確認します。
- Amazon
- 楽天
- Yahoo!ショッピング
各モールの数字を見ながら、
変化がないかを確認します。
EC担当の仕事は、
数字から始まることが多いです。
10:00 代理店との打ち合わせ
私の場合、
一番時間を使っていたのは代理店とのやり取りでした。
例えば、
- 広告代理店
- EC運用代行会社
との打ち合わせです。
広告予算をどう使うか。
どの商品を強化するか。
どんな販促を実施するか。
こうした話し合いを行います。
実際、
メーカーEC担当の仕事は、
「自分で運用する」
よりも、
👉 「代理店をマネジメントする」
仕事の割合が大きいケースもあります。
13:00 売上分析・課題整理
午後は数字を見ることが多いです。
例えば、
- 売上
- CVR
- 広告効果
- 商品別実績
など。
ここで重要なのは、
数字を見ることではありません。
👉 なぜ数字が動いたのか
を考えることです。
広告の問題なのか。
商品力の問題なのか。
ページの問題なのか。
構造的に考える必要があります。
15:00 社内調整
メーカーEC担当は、
意外と社内調整も多いです。
例えば、
- 商品部
- 営業部
- 物流部
- 経営層
など。
ECだけで完結する仕事はほとんどありません。
そのため、
社内の関係者を巻き込みながら進めることも重要です。
17:00 施策立案・改善提案
最後は、
今後の施策を考えます。
- セール企画
- 広告強化
- 商品ページ改善
- CRM施策
などです。
EC担当の価値は、
実務量ではなく、
👉 売上改善の提案ができるか
で決まると思っています。
実際に働いて感じたギャップ
私自身、
働く前は、
EC担当=実務職
というイメージがありました。
しかし、
実際は違いました。
思った以上に、
- マーケティング
- 分析
- 企画
の要素が強かったです。
むしろ、
商品登録などの作業より、
売上改善を考える時間の方が重要でした。
そのため、
単純作業が得意な人よりも、
考えることが好きな人の方が向いていると思います。
ただ、もう一つギャップがありました。想像していたより雑務が多いということです。受注管理、在庫の確認、社内報告といった業務も、EC担当の時間の中に入ってきます。売上を直接作る仕事ばかりではありません。
そして、私が特に時間を取られていたのは社内調整と代理店とのやり取りでした。上で書いた1日の流れを見てもらうと分かりますが、代理店との打ち合わせと社内調整だけで、まとまった時間が消えます。
EC施策は担当者ひとりで完結しません。実施するには社内の関係者と話を進める必要がありますし、実行を代理店に任せているなら、方針のすり合わせや進行の確認も発生します。自分でECサイトを触っている時間だけがEC担当の仕事ではない、というのが実際のところです。
EC担当は、一日中マーケティング施策を考えている仕事ではありません。そのうえで、考える時間をどう確保するかが問われる仕事だと思っています。なお、代理店とのやり取り自体がどんな経験になるのかはEC担当の代理店管理スキルとは?で扱っています。
メーカーEC担当で最も成長したこと
私自身、
メーカーEC担当を経験して、
最も成長したと思うのは、
👉 事業全体を見る力
です。
最初は、
広告。
商品ページ。
楽天運営。
といった個別施策しか見えていませんでした。
しかし経験を積むにつれて、
- 売上は何で作られているのか
- どこがボトルネックなのか
- 何を優先するべきなのか
が見えるようになりました。
私は、
この構造理解こそが、
メーカーEC担当として得られる最大の価値だと思っています。
その力がついたのは、特別な成功体験があったからではありません。売上を上げるための施策を積み重ねてきたことだと思っています。
数字を見て、売上を上げるために何をするかを考え、実施して、結果を見て、次の改善につなげる。この繰り返しです。1回の大きな施策で身につくものではなく、回数を重ねるうちに「自分で売上改善を考えた経験」が溜まっていきます。
▶ EC担当に必要なスキルとは?市場価値を高める「構造理解」の考え方
忙しさと、積める経験は別の話
ここまで書いてきたとおり、EC担当の1日は雑務や調整でもそれなりに埋まります。そこで一つ、気をつけておきたいことがあります。忙しいことと、経験が積めていることは同じではないということです。
受注管理も在庫確認も社内報告も、EC事業を回すために必要な業務です。誰かがやらなければ回りません。問題は、それだけで毎日が埋まってしまい、売上を上げるための施策を考えて実行する時間が残っていない状態です。この状態が何年か続くと、働いた年数のわりに「自分で考えて動かした経験」が溜まっていないことになります。
だから、いまの仕事を見るときに確認したいのは「忙しいかどうか」ではありません。売上を上げるために、自分で考えて実行した経験がどれくらい積めているかです。これは転職を考えるかどうかに関係なく、一度見ておく価値があります。
これから転職先を探す場合は、求人票の書き方からどこまで任されるのかを読み取る方法をEC担当の求人票はどこを見る?で整理しています。いまの環境で経験を増やしていく場合の考え方はEC担当の市場価値を考える5つの行動にまとめています。
メーカーEC担当に向いている人
私が思う、
メーカーEC担当に向いている人は次のような人です。
- 数字を見るのが苦ではない
- 学習意欲が高い
- 改善を考えるのが好き
- 挑戦することが好き
EC業界は変化が速いため、
学び続ける姿勢が重要です。
また、
正解がない世界でもあります。
だからこそ、
試行錯誤を楽しめる人は向いていると思います。
向いていない人の特徴
逆に、
向いていない人もいます。
私が感じるのは、
👉 学習意欲が低い人
👉 挑戦意欲が弱い人
です。
EC業界は変化し続けます。
そのため、
学ばなくなった瞬間に成長が止まりやすいです。
また、
新しいことを試せない人も苦戦しやすいと思います。
メーカーEC担当の将来性
私は将来性がある仕事だと思っています。
理由は、
EC担当の経験が、
ECだけで終わらないからです。
例えば、
- WEBマーケティング
- CRM
- 商品開発
- ブランド戦略
- 事業企画
などにも広がります。
また、
市場価値を高めれば、
メーカーだけでなく、
代理店や独立といった選択肢も見えてきます。
▶ メーカー・代理店・独立の違いを徹底比較|市場価値を高めるキャリアの考え方
まとめ|メーカーEC担当は「小さな事業責任者」
この記事のまとめ
- メーカーEC担当は商品登録やページ更新だけの仕事ではない
- 1日の多くは、売上確認・代理店との打ち合わせ・分析・社内調整に使われる
- 自分で運用するより、代理店をマネジメントする比重が大きいこともある
- 評価されるのは実務量ではなく、売上改善の提案ができるかどうか
- 得られる最大の価値は、事業全体を構造で見る力
メーカーEC担当は、
単なるEC運営者ではありません。
- 売上を見る
- 分析する
- 改善する
- 代理店を動かす
- 社内を調整する
こうしたことを行いながら、
EC事業を成長させる仕事です。
私は、
メーカーEC担当は、
👉 「小さな事業責任者」
だと思っています。
もしこれからEC業界を目指すなら、
仕事内容だけではなく、
どんな経験が積めるかにも注目してみてください。
市場価値の伸び方は大きく変わります。
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