代理店にイライラしていた頃がある。
特にイライラしていたのが、売上責任を持っていないことだった。
メーカー側にいると、当然だけど売上は自分たちの数字として返ってくる。
何かトラブルが起きれば、お客様にも影響する。
でも代理店は、同じ売上を見ていても立場が違う。
そこに、かなり温度差を感じていた。
一度、トラブルが起きたときに代理店から状況を共有してもらったことがある。
ただ、そのときの確認が甘かった。
こちらとしては「確認した結果」を共有してもらったつもりだったけれど、実際には十分に確認できていなくて、それが二次トラブルにつながった。
こういうときは本当にイライラする。
お客様に影響することだから、
「そこは一次確認の段階でちゃんと確認しようよ」
と思っていた。
トラブルが起きているのにレスが遅いときもそうだった。
こちらは状況を早く把握したい。
社内にも説明しないといけない。
場合によってはお客様への対応も考えないといけない。
そんな状況で返事が来ないと、どうしてもストレスがたまる。
もちろん、代理店にも事情はある。
人的リソースが足りないこともあるだろうし、一人で複数のクライアントを担当していることもある。
それは理解できる。
でも、合理性があるかと言われると、私はあまりそうは思わない。
こちらも仕事として依頼している以上、
「依頼している分は、しっかりやってほしい」
という気持ちは今でもある。
代理店も人が動いているので、当然ミスはある。
期待していたほど提案が出てこないこともあるし、こちらから言わないと動かないこともある。
以前の私は、そういうことが起きるたびにイライラしていた。
でも途中から、少し考え方が変わった。
代理店に完璧を期待するのをやめた。
代わりに、
「この代理店とどうやったら一緒に成長できるか」
「どうすればこちらの事業をもっと理解してもらえるか」
と考えるようになった。
ある意味、代理店を育てていくという感覚に近い。
もちろん、お金を払っている側がなぜそこまでやらないといけないんだ、という考え方もあると思う。
私もその気持ちは分かる。
それでも、代理店を完全な外部業者として見るより、一緒にECを伸ばすチームの一部として見た方が、結果的には自分のストレスもかなり減った。
だからといって、ミスを許容すればいいわけではない。
お客様に影響する確認はちゃんとやってほしいし、トラブル時には早くレスをしてほしい。
そこは今でも変わらない。
ただ、
「代理店なんだから完璧にやってほしい」
ではなく、
「代理店も人が動いている。じゃあ、どうすればこのチームでうまく成果を出せるか」
と考えるようになった。
代理店にイライラしなくなったわけではない。
今でもイライラすることはある。
でも、以前よりは付き合い方が分かってきた気がする。

コメント