EC担当の市場価値とは、何で決まるのでしょうか。
EC担当の市場価値を高める方法をキャリア構造から整理します。
ECキャリア構造シリーズ 第⑤回
このシリーズでは、EC担当という仕事の市場価値や評価構造を整理しています。
全体構造はこちら →EC構造全体像(サイトマップ)
市場価値という言葉は少し抽象的ですが、
ECの世界では比較的シンプルだと感じています。
極端に言えば、
「この人なら売上を伸ばせる」
そう思ってもらえるかどうかです。
僕自身、特別な武器があるわけではありません。
ただ、売上を伸ばすために何をすべきかを考え、小さくPDCAを回してきました。
その中で感じていることを、
EC担当の市場価値という視点で整理してみます。
① 会社の理念や構造を理解しているか
メーカーECは、
独立したビジネスではありません。
あくまで会社という組織の中の一部門です。
そのため、EC施策を考えるうえで重要になるのは
・会社はどこに向かっているのか
・何を大事にしているのか
・意思決定はどこで行われるのか
こうした組織構造の理解です。
ECの施策は、
正しいだけでは実行されません。
組織の中で通るかどうか
これが成果に大きく影響します。
その意味で、市場価値が高い人は
単に成果を出す人というより
「組織の中で成果を通せる人」
なのではないかと思っています。
② 小さくてもいいからPDCAを回しているか
ECは基本的にトライアンドエラーの積み重ねです。
例えば
・LP改善
・広告クリエイティブ改善
・CVR改善
・商品ページ改善
こうした小さなテストを
どれだけ回し続けられるか。
これが売上の差につながります。
ただし企業によっては
自由にテストできない環境もあります。
だからこそ重要なのは
「テストできる環境をどう作るか」
です。
社内調整も含めて、
改善の機会を作れているかどうか。
改善が止まる時間が長いほど、
どうしても差は広がっていきます。
③ 代理店任せになっていないか
代理店を活用すること自体は、
もちろん悪いことではありません。
むしろ、うまく使えば
成果につながるケースも多いと思います。
ただし、自分自身が構造を理解していないと
「レポートを受け取る人」
になってしまう可能性があります。
例えば
・広告運用の構造
・LP設計
・データ分析
こうした実務が見えているかどうかで、
改善の議論の質は大きく変わります。
僕自身も、
まだまだ実務理解は足りないと感じています。
④ 会社選びも戦略のひとつ
年収や成長は、
能力だけで決まるものではありません。
企業にはそれぞれ
・資本力
・意思決定の速さ
・ECへの投資姿勢
といった構造があります。
この環境によって、
EC担当としての成長速度は大きく変わります。
そのため転職や面接では
・ECシステム
・組織構造
・意思決定プロセス
こうした点を確認することも、
市場価値を考えるうえで重要だと思います。
⑤ 実務から目を逸らさない
ECでは戦略や分析の議論も重要です。
ただし、
実務が見えていないと
本質的な改善点は見えてきません。
代理店を使う場合でも、
構造を理解しているかどうかで
議論の質は大きく変わります。
結論
EC担当の市場価値は、
知識の量だけで決まるものではありません。
むしろ重要なのは
「売上を伸ばす再現性」
だと思っています。
そのためには
・組織構造の理解
・PDCAの継続
・実務理解
・環境選び
こうした要素を積み重ねていくことが
重要なのではないでしょうか。
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