普段、ECの仕事は1人でやっていることが多かった。
多いときでも、2人くらい。
社内にEC担当が何人もいる環境ではなかったので、「EC担当者」という仕事をしている人が世の中にどれくらいいるのか、あまり考えたことがなかった。
自分の周りには、自分しかいない。
だいたい、そういう感覚で働いていた。
そんな状態で、Amazonや楽天、Qoo10のカンファレンスに参加した。
会場に入って、率直に思った。
「EC担当者って、こんなにいるんだ。」
考えてみれば当たり前なのだけど、実際に目の前にすると、感じ方が全然違った。
仲間でもあり、ライバルでもある
嬉しい、という感情だけではなかった。
同じような仕事をしている人がこれだけいるのか、と思う一方で、この人たちは自分と同じ市場で結果を出そうとしている人たちでもある。
仲間でもあり、ライバルでもある。
会場を見回しながら、そんなことを考えていた。
この人たちは、どういう考え方でやっているんだろう
気になったのは、周りにいる人たちの中身のほうだった。
この人たちは、普段どういう考え方でECをやっているんだろう。
売上をどう見ているんだろう。
代理店とは、どう付き合っているんだろう。
どこまでを自分たちでやって、どこからを外に出しているんだろう。
自分がずっと自社の中だけで考えてきたことを、この人たちはどう処理しているのか。
素直に、情報交換してみたいと思った。
この中で、自分はどのくらいなんだろう
そうやって周りを見ているうちに、関心が自分のほうにも向いてきた。
この中で、自分はどのくらいのレベルの位置にいるんだろう。
そして、自分くらいの経験やスキルを持ったEC担当者は、世の中ではどのくらいの待遇なんだろう。
自社の中だけで働いていると、そこは意外と分からない。
売上を伸ばしていたとしても、それだけで他社のEC担当者と比べられるわけではない。
比べる物差しが、意外とない
Amazonを担当している。
楽天を担当している。
広告も見ている。
そう言っても、それだけではその人がどのくらいの仕事をしているのかは分からない。
同じ「EC担当者」という肩書きでも、任されている売上の規模も、担当している範囲も、どこまで自分で決められるかも、人によってかなり違う。
施策を動かすところが中心の人もいれば、予算や事業計画まで持っている人もいる。
そう考えると、並べて比べること自体が難しい。
あのとき浮かんだ疑問には、時間が経った今でも、簡単には答えられていない。
カンファレンスに行けば、今でも大勢のEC関係者がいる。
それぞれ違う会社で、違う商品を扱って、違う規模のECを担当している。
同じ肩書きでも、やっていることの中身はきっとかなり違う。
自分が何をやってきて、何ができて、次に何を身につけるべきなのか。
そのあたりは、これからも考えていくんだと思う。
大勢のEC担当者を見て、「もっと頑張らないとな」と思う感覚は、今もあまり変わっていない。

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